家族サービスとして流行りの某グランピング施設にやって来た。(*・ω・)ノ
ここは、ドラゴンボールでブルマがホイぽいカプセルで作ったような、、悟空の住む家のような、、モンゴルの遊牧民が作るような、、丸いドーム型のお家が並ぶところʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•
一つを借りて宿泊しつつ、隣にはバーベキューができる建物が施設個々に設置されている。
グランピングは来る前はもっと半透明とか、どこか一面の壁が無いとか、もっとテント感を想像していたが、しっかりと密閉したドーム型でプライバシーを守るものだった。
1箇所は広い範囲でカーテンが開けられて、天気が良ければ夜空の星を楽しむようだが、あいにくの曇り模様だった。(。-_-。)
ドームにはトイレとシャワールームが備えられているが、小型で湯船はない。ただいわゆる一坪に三点ユニットの、トイレ、シャワー、洗面台があるのみ。
ただ、これが個人的には好みで、潔い狭さに綺麗にギュッと詰まった、実用性が高く、とても気に入った。
換気扇も二つ備えているのか、中が湿気まみれでビチャビチャになるようなことはなかったが、ガラスの内側だけは湯気で暖かく保たれるとても良い作りだった。(〃ω〃)
絶妙なアクセントなのが、蛇口が真上を向くのでコップ要らず。_φ(・_・
これは外の柵。不動産投資界隈ではよく見かけるマリンなランプ。横向いてよし、上向いてよし、下向いてよしの最高の使い勝手の良さである。
再掲のバーベキュースペース。
目測、3.3〜3.5m四方くらいかと思う。ビニールカーテンで覆われて中は暖かいが、一酸化炭素中毒を心配するほど密閉はなく、これも絶妙な造り。バーベキューはセットが全て用意されている。
部屋の中だが、床に注目。
最初はフローリング?と思ったが何やら違う。どこにも継ぎ目がない(゚o゚;;
なんだこれ??と思って調べてみると、どうやら「フローリングシート」というものらしい。
イメージはフロアタイルを大きな一枚ものにしたようなイメージ。表面は天然木のような質感で、それでいて強度やメンテナンス性に優れる、とても優良なものだと思った。
生地は防災頭巾などを作るような、丈夫な生地が使われていて、外気などもかなり遮断できるみたい。写真には無いが、天井に一箇所換気扇があって内部空気は外に放出されていると思うが。。そういえば密封性が良ければドアなどで圧力を感じると思うが、それが無かった。Σ(゚д゚lll)
一体どこで空気を取り込んでいるんだろう...この換気扇一発で内部放出と取り込みを両方していたんだろうか。。
目測、直径5m程度のドームで、高さは3m程度はある。体積としてはかなりの広さを感じた。それをこんなエアコン一個で、かなりの暖かさだった。というか24度設定では暑かった。
若干田舎なので、地元よりは寒い気候の場所。こんな家庭用っぽい6-8畳用のエアコンでこんなに暖まるのは、保温性がすごく良いということなのか。
ということで気になって、ごっついマジックテープになっている部分をめくってみた( ̄∇ ̄)
中には一般の住宅に使うグラスウール製の断熱材がいっぱい使われているみたいだった。
アルミと思われる軽量なフレームを蜂の巣状に組んであり、外側は丈夫なビニール系の素材で覆い、内側に断熱材、生地という感じだった。
冬の保温性はわかったが、夏はどうなんだろうなぁ。( ˙-˙ )という気がする。
ところで、タイトルにした通り、このグランピング施設の経営スキームはよく出来ていると感じた。
ちょっと偏った目だけど、おそらく施設維持には多くのアウトソーシングで構成されている。
受付は、運営社員数名以外は多分バイト従業員で構成している。大学生のまだ社会勉強前の雰囲気を感じる、敬語の怪しい女の子が受付と泊等の説明をしてくれた。OBのお誘いなどでお手伝いしているのかもしれない。なので、人件費もさほど高くないだろう。人数は10人くらいいたが、社員は2〜3人と思う。
そして部屋の清掃、クリンネスは当然専門業者のアウトソーシング。綺麗なシーツにお布団ベット、三点ユニット。ゴルフカートのようなもので一つ一つを回って清掃と入れ替えをしていた。(^-^)
コーヒーは豆を自分で挽いて入れられるような本格的なものが置いてある。
食事は夕食と朝食の調理は、食事小屋で宿泊者が全部行うようになっている。
食材は管理棟のロッカーに入れられており、決まった時間帯にそこへ行き、自分部屋の鍵で開けるとウーバーイーツ並みの大きさの保温カバンが入っていて、そこに全て入れられている。
夜はBBQセット。野菜やお肉ひとつひとつが個包装に入った、清潔感を感じるパッケージになっている。
味にうるさい方ではないので疎いけど、多分質も良いものが取り揃えてあったと思う。これらは全部事前に人数と内容が抑えられており、当然アウトソーシングだろう。
あまり見たことがない。コンロ?オーブン?BBQ??という装置を使って調理をしていく。
チェックインの15-17時までは受付用の小屋に人がいて、17-22時まではBBQでの不明点問い合わせなどの対応で数名のスタッフ管理棟のにいる。管理棟の前ではちょっとしたコーナーがあり、石鹸作りやピザ作りなどの体験と薪割りとわたあめづくりをしていた。
薪割りとわたあめは簡単なものなので、スタッフさんが対応していて、個別の体験コーナーはおそらく外注の先生が来て対応していた。どのコーナーも1,000〜2,000円程度の参加費で、10人参加すれば、良い感じのスクールにはなるだろう。(゚ω゚)
息子が2人は綿飴作りとピザ作りをして、ハンモックで遊んで喜んでいた。
夜は割った薪を使ってキャンプファイアーというよりはなんだろう。焼却炉で焚き火というような感じ。
22時以降はスタッフ不在になる。代わりに緊急連絡先の電話番号があって、何かあればそこに電話する事になっている。
このような流れで、運営としては、受付をサポートして、イベントコーナーで様子を見て、あとは無人で帰宅してしまうという楽さ。
どれもそれなりの質を維持しているが、1人30,000円(子供は10,000円)は中々破格ではなかろうか。閑散期に近いので、繁忙期はもっと相当の金額になる。
施設は15個程で、定員が4〜6名。間の5として、最大合計75名。
厳しく見積もり今の金額、さらに子供も見込んで、稼働率が30%だとしたら年間で....約2.5億円の売上高。
人件費がバイト1人日当で10,000円として、社員は月100万円で、清掃が1つ5,000円、食事は1人5,000円、光熱水料は1つあたりせいぜい20,000円くらいだろうか、エアコン一機がガンガンに動いているのでほとんどがそこだと思う。
人件費 53,200,000円
清掃費 13,687,500円
食材費 68,437,500円
光熱水 3,600,000円
合計 138,925,000円
ここに土地や建物と設備のローンか、リースか、借上費か。
建物と設備代がひとつ2,500万円として、金利2%、耐用年数を考えると15年ローンとして、返済が年に28,800,000円。土地は田舎だが結構広い。とは言え建物と設備代を考えるとせいぜい同額ぐらいとすると、総額で維持費約2億円。
これで純利益が年5,000万円と算定。(゚ω゚)
スーパー丼勘定だけど、感覚として悪くなさそうという感じなので、良いんじゃなかろうか。
旅館や民泊などの経営に並んでこの非日常という感覚が強い宿泊施設はかなり印象的で面白かった。
満足度も高いグランピングは....儲かるかもしれない....(*´Д`*)